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本当は下記のトーチへの買い替えも考えたのですが今月1.2mm用のトーチ(互換品ですが)を新しく買ったばかりなので今回はコンジットチューブクリーナーで洗浄して使い続けることにします。
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0.9mmワイヤー専用に使用しているトーキン社のガンタイプトーチの洗浄を自己流の自己責任で行いました。
ワイヤーの出を悪くするチューブ内の汚れの原因
- 送給装置内のホコリやワイヤーに付着したホコリやゴミが入るから
- ワイヤー表面の銅メッキが少しづつ削り落ちてそれらが溜まるから
- ノヅル先端穴よりスパッター防止剤油がゴミと一緒に逆流するから
などが考えられます。
今回のクリーニング作業に用意した物

モノタロウでコンジットクリーナーを購入しました。吹き出し元のゴム管が相手に密着し外に漏れないでプッシュした全てのガスや洗浄液がコンジットチューブ内に噴射でき使いやすかったです。


実は2種類買いました。まだ使ってないですが安い方も噴射する針元にゴム管もついていて十分使えそうです。
自己流洗浄方法

今回は0.9mmワイヤーに使用している手前のトーキンのトーチを6角穴付きボルトを緩め外します。
昔こんな便利なクリーナーが無い(知らない)ときはコンジットチューブを引き抜いてラッカーシンナーを入れた缶の中に丸めて入れて洗っていました。
今回のトーキントーチは引っ張っても抜けないので(抜けても今度は入れる時全部すんなり入りきるかも不安)仕方なく、外さず(本当は外すらしいです)このままクリーナーを吹くだけです。

15秒ほどで先端から噴き出てきますがそのまま20秒まで吹き続け吹くのをやめた後15秒はそのままジュボジュボ音がしなくなるまで待ちます。すぐに外そうとすると逆噴射してしまいます。

その後エアーブロウするのですがここが重要で先端がぴったり穴に入るようなもので無いとホース内のゴミが先端から出ません。時間は30秒ほどします。
以上をトーチ先端から黒い汚れが出なくなるまで4~5回繰り返します。最後のエアーブロウは2分以上してなるべくホース内にクリーナーが残らす乾燥できるように入念にして完成です。

組付けてワイヤーを通して念のため1~2分は端材に捨て溶接します。中に残っているクリーナーの影響でブローホールが無いかやワイヤーの出方がスムーズかをチェックして完成です。
スパッター防止剤のつけすぎ注意です。
溶接作業後の熱いうちにスパッター防止剤缶にどっぷり漬けるととろけて気持ちいいですが、その油がゴミと一緒にガス穴から逆流して不具合に成る事も多々有りますので半分くらいにしておきましょう。なるべくならノズルは外して掃除をし綺麗になった物を別々にノズルクリーン(固まった油)に漬ける方が良いです。

また弊社と同じく溶接機の傍でサンダーを使う環境ではその時ワイヤー送給装置に火花やほこりが付着しないような対策が必要です。(サンダー時は布やついたてでカバーする等)
モノタロウ以外なかなかクリーナー見つからなかったですが、楽天にも売っていました。
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余談かもしれませんが(ワイヤー引き出し方向)
今回の洗浄作業はなるべくトーチ先端よりゴミを出しきる。を意識して作業しましたが、これと少しは関連あると思うワイヤーが終わった時のチューブ内の残りワイヤーの取り出し方向です。ワイヤー種類交換では仕方ないですが、終わって空の時はリールに巻き戻さないで、ワイヤー最後端をリールから外して曲がった部分をニッパ等で切りチップ先端より引き出します。その方がチューブ内の蓄積ゴミが変形して暴れない様に思うからです。また先端チップ・ノズルに付けるスパッター付着防止剤(ノズルクリーン等)の油を付着したスパッター共々コンジットチューブ内部に引き込む可能性が有るからです。
以上です最後までご覧いただきありがとうございました。
半自動 溶接 トーチのコンタクトチップの延命方法 もご覧いただければ幸いです。