固まる砂 細目と粗目の雨水の浸透競争

250分経っても変化なし DIY 家庭菜園 遊び
250分経っても変化なし
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最初に結果報告しておきます。

結果は細目の砂で作った【固まる砂】方が3倍以上浸透性能が有りました。

一応予想としては粗い砂の方が隙間が大きくできやすく水の浸透しやすさもしやすく粗い砂が先に水を下に落とすのだろうと思ってはいますが、1回は実際に検証しておかないと安心できないので。下記の様3日間様子を観察しましたので、お暇が有ればお読みください。

検証の下準備

袋から出した後は見た目ではほぼ判別できない様な感じです。砂の違いで水の浸透時間は違うのでしょうか?今回はどちらもセメント1に対して砂2の比率で混ぜて有ります。(カップで計測した体積比です重さ比ではありません。)

別前記事の『猫砂入れてみた』の写真とは別写真です。細目と粗目が左右逆になっています。

カップの底には10か所の穴を開けて有ります。7日前に混ぜて透明カップに入れ上より棒で十分固めて水を入れ固めて放置していたものです。固まった砂の高さはどちらも約10cmです。

使用する水は下カップに落ちてくるのを見逃さない様に赤色インクを少量溶かしました。

検証開始

そのカップの下に小型の透明カップをはめてから上に水を入れてタイマー0から開始しました。

開始前にしておくべきでしたが開始から10分少し前に小細工をしました。

10分少し前に上下のカップ同士がピッタリはまっていて空気の出口が無く水が落ちにくいのではないかと思い遅ればせながら、下カップの上部に空気が出られる様に小さい穴を双方に1か所あけました。

実際に開けた時間は10分少し前です。針先をあぶって熱で穴を溶かし開けしました。

90分が過ぎましたが何も変化は有りません。

100分計のタイマーが2週目に入りました。150分過ぎましたが、変化なしです。

250分過ぎましたが変化なしです。この辺で心が折れてもう少し少ない量(5cm)でやり直そうかとも思い始まていました。今日中に下に水が確認できなければ、やり直すと決めました。が、

いままで10分おきに写真を記録してまいりましたが、なんと!320分時に変化を発見しました。荒い砂の方にすでに水が少し溜まっているではありませんか!

上写真は荒い砂のカップの底です。やはり思ったとおり荒い砂を混ぜた 固まる砂 が先に水を下に落としました。細目の方はまだ水滴すら出来ていません。

《上記写真は説明用で別のカップに同じ位に水を垂らしての別撮りです。》
このくらいが既に落ちて溜まった状態で発見したので、細目砂の下カップにもこのくらいが溜まった時間までを計測しようと思います。

すると案外早くその17分後には細かい砂の下カップにも同じぐらいの水が溜まりました。うーん差が小さいです。確かに粗目の方が早く水が落ち始めましたが、その差が17分。17/300です。誤差の範囲というぐらいの結果でした。なので今回の検証は時間がかかった割には、結果どちらもそれほどの違いはない。という少し残念な曖昧な結論でおしまいです。が、

次の日

次の日思いだし昨日のそのままにして置いたカップなど処分しようとその場に行くと昨日の最後とは違った結果を見せつける透明なカップが並んでいました。

開始から25時間後の状態。なんと水の量が大逆転して細目砂の方が3倍以上多い!!
(見やすさのためにと入れた赤色インクは濾過されてしまい結局落ちてきたのは透明の水でした。)

次の次の日まで見てみました。
開始から52時間後の状態。この結果からあくまでもホームセンターセキチューさんで売っている砂の細目と粗目の砂で固まる砂を自作(セ1タイ砂2)すると細目の砂の方が3倍ぐらい水を通しやすいという事が分かりました。予想の真逆でした。細目の方がお値段が1袋20kg約100円高いので次回使用する砂選定が悩ましい検証結果となってしまいました。
これで検証は終わります。

固まる砂を自作する時のコストの違い

前回の固まる砂(猫砂入れてみた)記事より。その時の施工場所に使用したコストは粗目砂を利用して225kg固まる砂を作った場合は

  • セメント(25kg)400円×3袋=1200円
  • 川砂(20kg)  200円×9袋=1800円
  • 合計             =3000円 以下でした。

細目砂を使用して同じく225kgの固まる砂を作った場合は900円増えるので約4000円となります。

まあ既製品を買うよりは十分桁違いに安いので、雨水浸透性能重視する場合は細目砂を利用しましょう。

固まる砂の処分方法

競争?も終わったので 固まる砂 は処分します。

驚いた事にインク色素の赤色がほぼ上部1cmに留まりろ過されています。
もしかすると経年劣化というか雨水浸透性も年ごとにだんだん少なくなると思われます。

ハンマーで簡単に割れました。

軽い力で粉々に成りました。200回以上叩きましたがほんとに簡単に崩れます。セメント量同じのモルタルならこれほど簡単には細かくならないと思います。

以上です。最後までご覧いただき感謝いたします。

前記事『固まる砂』を自作しました(猫砂入れてみた!)もご覧いただければ幸いです。