ハンドツールワゴン・ハンド工具ワゴンの作り方

引き出し付きツールワゴン 便利な方法・品物
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市販品はお高いので自分用に必要な物が乗せれて狭い通路も通れるように少し細長いハンドツールワゴンを作って見ました。3段式スライドレールで引き出しも1個付けました。他の小物収納などは必要になった時に最善策を考え付け足すとして、先ずはシンプルイズベスト・軽く・動かしやすい・のみの考えで作って見ました。

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材料選定

使用する鋼材は軽くしたいので、

  • 柱部分には半端材であるL3×25×25を使います。
  • 鉄板は黒鉄板で一番薄い(安い)t1.6mm
  • スライドレールは箱部分が全開まで引き出せる3段式のレール
  • キャスターは段差を乗り越えるのが楽で音が静かなエラストマー車輪のФ75mm
  • 塗料はとりあえずラッカープライマーのみ

等を使用します。

切断溶接

先ずは引き出しの箱を作ってその幅に+(3本レール厚み×2本分)+(柱の幅25×2本分)=ワゴン幅と決めました。この時狭くなる(溶接による収縮余裕を見て+2mm)分足しておきます。

引き出しの箱部分

鉄板t1.6mmコーナーシャーで角を落としました。

引き出し高さを余裕を見て140mmにして奥行きはスライドレール長が350mmなので360mmにして横幅は914よりたかさの140mm×2(左右分)を引いた634mmにしました。

裏に銅版あてて隅の溶接したんですが少し歪が出ました。

歪む事の無い様に補強に淵を10mm曲げるべきでした。

アングルで本体

この状態で6面がガタ無く定番に置けるように曲がり歪を取ります。今回はハンマーのみ(叩いて伸ばす方法)で取れました。

棚板を溶接してからレール取り付け部は取り付けボルトのおしりが外から見えないように角パイプにしました。

キャスター取り付け部は直溶接という方法もありますが、鉄板(FB)t9mmを切り出しタップを立てて溶接しました。

引き出し試し組んで完成

今回は引き出しの内側にボルト頭が出ないように溶接直付けです。

塗装

全てをラッカーシンナーで拭いて脱脂をした後にラッカープライマー(赤錆色)のみを塗りました。

面倒なので、溶接付けしたレールもマスキングしないで塗ってしまいました。

鋼材以外の部品

今回初めて引き出し部分が全部引き出せる3段式レール買いました。3段目が押せば簡単に外れて作りもシッカリしているのですが、140mmも引き出し高さがあるのでこれから使用中の耐久性が有るのか心配ではあります。

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車輪径は段差乗り越えなどを考慮して最低でもФ75mmは欲しい。

トラスコやハンマーキャスター社製と迷いましたが、車幅が少し広く耐荷重が10kg多いこちらのユーエイキャスター社製を選びました。値段は数十円高かったですが。

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組み立て

こちら本体レール側は M4×10なべ頭ユニクロで止めました。

本体側はM4タップを立てました。穴あけと一緒にネジも切れるので便利です。

使用方法上の注意点は垂直を意識して力を入れすぎないで、穴が開いたらスイッチから指を離してタップは惰性力だけで開けるように意識してると良いと思います。

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    板厚6mm位までの鉄材なら結構便利に使えます。

インパクトも14Vあればほとんどの事は十分可能です。

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キャスターベース板の穴がФ8.8mmです。

溶接付けしてあるベース板t9mm鉄板はM8タップを立ててあるので、M8×12mmの六角ボルトにSワッシャーのみを挟みとめました。

自在が回転する隙間が丁度ギリギリOKでした。

レールまでラッカープライマーを塗ってしまったので、動きが塗装前みたいにスムーズに動きません。

結局ボールが当たるレール部分のプライマー全部をヤスリで落としました。

メッキも少しは傷になりました。面倒がらずマスキングすべきでした。

完成

完成しました。レールを塗ったのが唯一の失敗でしたが、プライマー削ったのでスムーズに動くようになりました。

今後は上部外側回りにドライバーや6角レンチなどを刺せる穴あきステーなどを取り付けようと思います。