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今自社で使っているサンドブラストキャビネット3個の中で一番の頻度で使用している物の紹介です。
職種柄、主に錆取りに使用しています。
ブラストキャビネット3 機能紹介写真

圧力タンク内に上のホッパーより砂を直に落とす構造上の制約でどうしても加工する位置が高くなってしまいます。なので手を入れる手甲の位置も高くなり写真のような踏み台が必要となりました。その結果ですが、フットスイッチも4個並んで取り付けできて丁度良かったです。高さはアジャスト足で調整できます。

タンク加圧中にタンクの砂入り口を開けないように右の砂落としスイッチのみ間違い予防にカバーつけています。

横に取り付けたエアーシリンダーの力で内部の三角水干栓が下に移動してホッパーから砂がタンクに落ちます。

サンドコックです。足で回せるようにボルトが出ています。サンドコック内部の穴は最大でФ5mmなので#46より粗い砂は引っかかりやすくなるので使えません。

各3種類を別々に圧力調整できます。


唯一の失敗はのぞき窓部分を上に開くようにして下の手袋(手甲)部分を開くようにしなかった事です。
窓はダンパーを付けたので、軽くスーと開きスムーズで問題無いのですが、開口部が高すぎあまり使い勝手が良くありません。それに開口時に砂が少し落ち踏み台を汚します。窓がもっと傾斜していて上から覗く様な窓なら窓が開く時、砂が少し落ちても箱の中に全て落ちて戻るだけなので周りを汚しません。しかし写真のように傾斜が立ち気味の窓は開く時に砂が穴の中に全部は落ちずに外にも少し落ちて周りを汚します。
良かった事もありガラス内側のほこりを拭くのは便利です。
やはり前回型同様の覗き窓の下部分手甲上部を手前に引いて開けるのが砂も落ちないで出し入れも利用しやすいとわかりました。


ドア開閉時にも密閉パッキンの上に積もった砂が少しづつ落ちるので工夫は色々していますが、まだ0にはできません。

ゴミをこす網は見えているパンチング板の直ぐ下とホッパーの上に2箇所入っています。

手袋はサンドブラスト専用品ではなく、お安い普通の日本メーカーブランド製ゴム長手袋(厚手)です。

長い物も加工出来るように後ろのデッドスペースにはみ出る室内空間の延長箱です。下面は勾配が付いているので砂が溜まりにくくなっています。又、振動モーターの廃エアーをその奥より手前に噴出するようにしているので、砂を手前に落とします。

室内より天井見上げての写真。LDE灯光機はガラスの外側なのでほこりの心配もありません。
又そのガラスはスリガラスになってしまいますが、光が穏やかに分散して丁度良いです。


背面の空気取り入れ口のフィルターです。自動車用エアーフィルター使用で低コスト。

加工中の埃はサイクロンで先ず選別されてだいたいの物は下の箱に落ちて内径Ф100のホースで集塵機(1馬力)へ吸われて行きます。

天井の外側です。

右側扉

正面より

左正面より
加工風景
直圧式ブラストなので錆などを落としても理解してもらえないと思いますので、庭で拾った小石に穴を開けて見たいと思います。
加工条件

石の種類はわかりませんが、砂岩で無い事は確かです。ずっしり重い石です。

こんな感じで加工します。セラミックノズルの穴径はФ3.2mmです。
砂は袋の表記が、 BLACK SILICON CARBIDE CF 46 を使用します。

覗き窓越しにはこんな感じに見えます。

圧力表示は噴射圧力0.4Mpタンク圧力0.4Mpぐらいですがその後ろに逆止弁が有りそこでマイナス0.1Mpになりますので実際の圧力は0.3Mpぐらいです。
加工中

赤く光っている所に砂が当たっています。カメラを右手で持つために左手でノズルを持って写真取りました。実際は加工するものが小物なのでエアー圧で飛んでいってしまいます。写真のように真下に置いて真下に噴射するか、一番一般的には左手で持って右手ノズルから砂を当てる事になります。
加工後

時間は8分かかりました。最初は簡単に穴を掘って開いていくのですが、深くなるに連れて途中で反射して戻ってくる砂と相打ちに成ってしまい威力が半減するのだと思います。もう少し大きく穴を開ける場合は少し斜めから当てて戻り砂との相打ちが減らせると穴が開けやすいと思います。

裏側よりの写真。裏側からは砂を当てていません。