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数日前30年以上ご使用中の古いコンプレッサーから
エアーが漏れているので修理できないかと相談が有りました。
漏れている場所は溶接個所とかではなくやはり本体皿鏡板下部の赤い↑の付近だそうです

穴の周辺も外側は綺麗との事でした。
まず外からのサビで穴が開く事は無いです。
長期間内部に溜まった水(ドレン)で錆が進行し鉄板厚が薄くなり空気圧に耐えれず穴が開きます。
修理方方法
タンクの中の下部分が長い年月をかけ錆びて(朽ち果てようと)しまってるのでそこだけ溶接しても近いうちに違う場所も穴が開く可能性が有る事を伝えると修理はあきらめたようです。
もし溶接修理をするなら上穴からファイバースコープを入れて
覗いてから判断するのが良いと思います。
溶接経験ない人は簡単に考えるのはしょうがないですが、《現場でちょっと持ち上げて下からエンジン溶接機で手棒溶接する方法》みたいに簡単にはいきません。
溶け込みが上手くいかず100%エアーは止まりません。
(自身の腕前ではの話です。達人の方なら出来る人もいるかもしれませんが)
確実な方法として
設置場所から引きずり出して
ホースや配線を外して
中のコンプレッサーオイルを抜いて
トラックに積んで
お持ちいただければよろこんで溶接修理が可能です。
修理方法はコンプレッサーを逆さにして行います。
当て板(100mm巾ぐらい)を貼ってその板周りの全周溶接いたします。
最後にエアー漏れ検査(洗剤によるリークチェック)して終了です。
予算的には申し訳ないですが弊社工場内に持ち込み頂き修理後は
弊社工場内で御社のトラックに積んで引き渡しという
条件でも最低2万円くらいは必要です。
もし違う場所にも穴が有り別当て板が必要な場合で+1万円と言うところです。
近くの方はご検討ください。
コンプレッサーを長く使う予防策
メーカーによって違いは有りますが
日本の有名メーカーならタンクの下部にソケットがプラグで塞がれてるので
そのソケットから径違いブッシュやエルボなどでドレン抜きを付けると
最後の水まで出てタンク内部が錆びづらくなります。
オート又はセミオートで出る様にしておくと尚安心です。

弊社の明治製のパッケージコンプレッサーの下にもソケットが付いていました。
有言実行してなくて説得力無いですが、、、
近い将来エルボをねじ込んでドレン出口付けます。
ファイバースコープで覗いてみた
アマゾンで購入した安い(当時3,999円)ファイバースコープで覗いてみました。
ドレン残りは無く溜まってはいませんでしたが。

(モニターには上下逆さに映っています)
ドレンを吸い上げる白いアールパイプが内下面すれすれに有りました。

モニターをデジカメで撮影したので画質悪くてすいません。
錆は岩に張り付く小さな藤壺の様に浮き出ていました。
想像よりは少なかったです。
そんな事より気になったのが胴体パイプと両側のキャップ(お椀こ型の皿鏡板)との溶接が外周同様にタンク内側も盛り上がっていることです。
ドレン抜きは本体パイプ部にしかないので
溶接の盛り上がりを越えてキャップ側に溜まったドレンは
本体パイプ側に戻れないです。
岩場海岸の引き潮後状態です。
そして長くそこに溜まり続けます。
蒸発する迄、

キャップの↑部分はプレス製造されて
伸びて板厚が薄くなっています。
なのでキャップの下部に穴が開きやすいのかー-!
という事が分かりました。
すると先ほどお勧めした本体下部のソケットからドレンを排出しても同じなのであまり意味が有りません。
お詫びして訂正いたします。
結論
本体下部のソケットからのドレン排出はそれほどの効果は期待できないかも?
なので弊社のコンプレッサー本体下部に第2ドレンは付けない事にします。
其れよりは今のドレン出口にオートドレン又はセミオートドレンなどを付けないと!
人間の頭はついついドレン抜きなんて忙しいと忘れてしまいますから!
以上です。
最後までご覧いただきありがとうございます。