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ここでのネジはテーパーの付いたRネジ(旧JIS規格 PTとPS)のことでシールテープで漏れ止め接合するネジのことです。
注意!!!!テーパー(R)用 めネジ(ソケット)に限りテーパーネジのRc(旧PT)の他に 平行ネジのRp(旧PS)が有るのが尚更この問題を分かり難くしています。ただ新規格ではめネジもRが付けばテーパー用と一目で分かるようになりありがたいです。
G平行ネジ(旧JIS規格 PF)【シールテープ使用不可パッキンで止める】 や PJ(水道蛇口用の平行ネジ)【シールテープで止めるが撒く回数が多い】の事ではありません。お気をつけ下さい!
シールテープとは
シールテープは配管のネジ部に巻きつけてエアーや水が漏れない様に雄ネジと雌ネジとの微細な隙間を埋める物です。種類は
- 巾 13mmタイプ の 15m巻 (一般品) と 5m巻(小量品)。
- 巾 8mmタイプ の 5m巻 (細巾少量品) が有ります。
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偏見かも知れませんが経験上、日本メーカーの物は間違いないです
どのシールテープも裏表は有りません。そして普通のテープの様な粘着質も付着していません。
巻き終わって最後はそのまま手で引きちぎるのですがこの時切り口が綺麗に切れるテープシールが良いです。切り口が荒れて糸のようなものが出る(外国(中国)メーカー製に多い)と結局配管内部に混入する可能性が増えその先で不具合を起こすからです。
- 良いテープシール しっとりした感触で綺麗に切れる。
- 悪いテープシール つるつるした感触で滑ってちぎり難く毛羽立つ切り口
安い物でもエアーが漏れたりした経験は無いので使っても問題ないとは思いますが、
巻きずらいですしそんなに高いものでは無いので日本メーカー品がお勧めです。
作業前に準備する物
材料の他に大事なのは手を守る手袋です。素手は怪我するので止めましょう!
- 軍手・メリヤス手袋は滑りやすいのが欠点です。(手袋を少し湿らせばすべり低減できます。)
- ゴム手袋厚手では細かな作業できません。薄手ではすぐ切れてしまいます。
- 背抜き手袋が一番作業性が良いです。自身の手にピッタリサイズを探す必要は有ります。
背抜き手袋とは 下記参考までに。
巻く向き(これは重要です!)
シールテープに裏表は無いので持ち方やまくスタイルは巻きやすい形の自己流で構いません。(ここを教える人がいますが好きではありません。シールテープ性能をよく理解すればむしろ自己流から新しい発見が有ります。)
巻く向きはネジ先端からみて右巻き(時計回り)です。テープシール先をネジに左の指で押さえつけてもう片方の右手で巻きます。配管パイプをねじ込む時にシールテープが緩まない向きです。ですので左ネジ(特殊)の時はもちろん逆になります。

巻く力(重要)
巻くときはテンションを掛けるのですが、テープが切れないくらいで強めに引っ張りながらネジに食い込ませる様に巻くと完成後にネジに馴染んで、ほどけません。
また最後に巻いてあるテープを指で押さえて引きちぎり切り口に出たギザギザを整え指で押し付けネジに馴染ませはみ出ない様にして完成です。
☆巻く位置☆(もっとも重要!)
巻く位置はもちろんネジ部なのですが、先端1山は絶対に巻かない様にして下さい。(正確には半山巻かない部分が有ればOKですが手巻きでは不可能なので1から1山半ぐらいは巻かない様に残します。)ここに巻いてしまうとシールテープがねじ込みの時にチギレごみとして配管内部に入ってしまいます。そして色々な所に不具合を起こします。以前は直圧式サンドブラストの砂調整バルブを詰まらせる原因の1/3がテープシールでした。
実用上は必要ないが外側になるネジ部全部に巻きたい(錆予防等で)場合は元(写真では下側)より巻き始めて少しづつ先端方向(写真では上方向)へ巻いて行きます。その時は推奨巻き回数《下段落に表示》より1~2巻き多く巻けば大丈夫です。


10A以下の上記のような後ろに逃げれない場合は13mmタイプは使わないで、巾の狭い8mmタイプの使用が望ましいです。
何周巻くか
正確に規格寸法ネジ同士ならネジシールは1周プラス重なり部が10mmほどあれば良いと説明欄で読んだことが有ります。(どこのメーカーか忘れました)確かに下記写真の小型ワンタッチ接手のシール付きなどを見るとこれで大丈夫なのと思うぐらいしかシール材が付いていません。

色々調べましたが明確に何周という答えは無い様です。しかし
それぞれネジのピッチ(山の高さ)を参考に経験上、弊社の推奨巻き数は以下のとうりです。
- 3/8 (10A)までは3周~4周
- 3/4 (20A)までは5周~6周
- 1と1/4(32A)までは7周~8周
を目安に巻いています。
巻き終り方
巻き終わりは力一杯ひっぱてブチギリです。後にほどけて来ないようにその部分を指でネジに良く馴染ませます。
テープによっては堅かったり柔らかすぎたりすると思います。硬い物は大径物用や夏季に使用すると使いやすいです。
また下記写真のように切れてしまった時は無理にねじ山へ押し込まずハサミで切ってしまうのが一番良い方法です。施工後不良な詰まりの原因は少しでも排除しておきましょう。

新品初期のサンドブラストの砂の詰まる原因の1/3ぐらいはシールテープが原因です。
☆シールテープに併用するならこれ一択!(エアー・水・漏れ無し!)
シールテープに併用禁止としてるところも有り自分もその通りだと思いますが、相手メスネジ精度が低く漏れやすいとき限定では使用します。(平行ネジではありません)
Rネジどうしなのに雄ネジと雌ネジの相性が悪くエアーが漏れがおきる時はシールテープを巻いた上にロックタイト561スティックタイプを塗ると効果絶大です。これの良い所は粘りがほとんど無いのに漏れを止める力は強くそして、長期間固まりにくいので後日回して外すことも可能です。
塗り方は、シールテープと同じくネジ先端には付けない様に少量を2~4ヶ所に塗れば大丈夫です。ねじ込み後に外にはみ出た場合はウエス等でふき取りします。ねじ込み後はみ出しが多い場合は使用量を減らしぜんぜん出ない時は少し増やす様に加減をします。

十何種類試しましたが、固まって後日に外せない物や、効果が実感できない物や、施工がしずらい物や保管中に固まってしまう物などなどでした。しかしこれは固まらないのに漏れ止め効果が高く尚且つ施工が非常にしやすく保管や持ち運びも楽で本当に最高にお勧めです。唯一の不満は少しお値段お高いこと日本メーカーでは無いくらいです。
以上弊社のエアー配管でのシールテープの巻き方ですが、水道なども基本同じです。
先端つらいっぱいに綺麗に巻きたくなりますが、我慢しましょう。