小型で強い直圧式サンドブラストキャビネット(深く削れます)

キャビネット前面 自社製品
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外寸法 巾600×奥500×高さ800mm の小型の直圧ブラスト用キャビネットです。

有効内寸は590×490×480mmです。直圧ブラストタンクよりのホースを手前より挿入して上から覗いて加工します。

左に360×360の取り入れ口の扉が1っ箇所と覗き窓が上に開き440×260mmの開口部があります。
普段は主に覗き窓を上に開けて使用します。

中より天井を見た写真です。空気取り入れ口のフィルターとガラスを挟んでLED灯が見えます。

LEDは30Wでこの大きさの箱の中を照らすのには十分すぎたかもしれません。もし不具合がおきても外付け固定なのでM6のナット4本で簡単に交換できます。ちなみに現在アマゾンで2個組み販売で1個約2000円で購入できます。

Amazon.co.jp

覗き窓の開閉

油圧ダンパーで上写真ぐらいまで持ち上げると後は自動で全開まで上がります。閉じる時もその位置まで下げるとその後は自動にしまります。正面の黒いステーはサンドホースの入り口です。先端金具はそのままで差し込んだ後に空気が漏れない様にスライドしてピッタリとサンドホースを収め任意の場所で固定します。ガラスは4つの回転ノブを外して簡単に交換できます。

網について

説明のため網を外しました。左の扉より簡単に外に出す事が出来ます。

下にゴミをこす網を入れその上に作業台に成るパンチング板を載せています。

サイクロン式砂回収箱

掃除機との間に入れて砂を回収するサイクロン付きの箱です。

キャビネット下のホッパーからサイクロンにホースで繋ぎます。このホースは研磨され減りやすいです。

コンパクト性の追求からホッパー下からの横向き出口方式を採用したので砂が完全には吸い取られずに少し残ります。吸引中に網を取り払い手で落とせば全部吸います。砂が残らないようにするには真下に落としL(エルボ)付けてから横に吸う方式にすれば高さが100mm位増えますが砂残り問題は無くなります。たかさ100mm増えてもその方が良かったと今は思います。

サイクロン上部を掃除機で吸うように繋ぎます。このホースは細かな埃だけになるので消耗しません。

古い掃除機なのでラベル読みづらいですが、ペール型の掃除機で1050wでこのくらい有れば十分です。ホースは全てФ38mmです。

作業風景

ペール缶掃除機で下から砂と一緒に埃を吸っていますが、少しオレンジ色のところが石に当ってる所です。集塵機ではないので作業中はこのくらいは曇ります。

10分でこれくらい箱に溜まります。

セット写真

コンプレッサーのエアーがあれば、これで一式になります。キャビネットが低いので何かの台に載せた方が作業はし易いです。

本体重量

ほとんどの箇所がt3.2mm鉄板ですので重量は結構重く大人の方2人でやっと運べるぐらいの73kgあります。ただ足には隅4ヶ所にキャスター取り付けようの穴があいています。

石材字彫作業をされる場合 2023/06/15追記

小型がゆえに少し欠点が有ります。それは噴射する 手元と のぞき窓のガラス の位置が近いので荒い砂(#46以下)使用時は反射した砂によってガラスが早めに曇りやすい事です。
数個ぐらいは普通に使えますが、プロの方がお仕事に使用するにはのぞき窓の変更が必要です。【ガラスが大きいのでガラス代(約1500円)と取り換え時間(5分)のコスト】

対策として

① のぞき窓を小さくし5×10cm(20円弱ぐらい)のガラスにしそれを簡単に取り換えれる仕様に。

②ロール状の使い捨てフィルムをガラス前に挟んで使用

などへ のぞき窓のガラス部分のみ を変更すれば長時間使用のプロの方でもご使用可能です。

近いうちに(2024/1月中に上部の開閉のぞき窓に5×10cmのガラス2枚で覗く方式を試作しここで発表いたします。

以上ですご覧いただきありがとうございました。